「すみません、会議室の鍵を貸してもらえますか?」
「使い終わったら、鍵は総務まで返しに来てくださいね」
オフィス内にある会議室、サーバー室、備品倉庫など、特定の部屋の鍵管理は、総務担当者にとって毎日の細かな業務負担になりがちです。利用者が来るたびに総務の引き出しから鍵を取り出して手渡し、使い終わったらまた返却してもらう。時には「鍵を持ったまま別のフロアへ行ってしまった」「返却し忘れて帰宅してしまった」というトラブルが起き、その都度対応に追われることも少なくありません。
かといって、オフィスのドアごと高額なスマートロックシステムへリフォームするのは、コストや規約の面でハードルが高いものです。
実は今、ドアノブにスマートなボックスを一つ取り付けるだけで、既存のドアや鍵はそのままに、その部屋への「入室権限」をデジタル管理できる選択肢があります。それが、今回ご紹介するスマートキーボックス│ KYS-02です。

スマートキーボックスの選び方「3つのポイント」
プロの視点で、導入前に必ずチェックすべき軸を3つに整理しました。
ドアごとの大掛かりな交換・配線工事が不要か
オフィスの扉そのものを電子錠に交換する場合、高額な施工費用や、賃貸オフィスの原状回復義務が問題になります。既存のドアノブやレバーに引っ掛けるだけで、誰でも簡単に設置・撤去ができる手軽さが重要です。
「その部屋の鍵」を立ち会いなく、確実に、受け渡せるか
管理者がいちいち鍵を持って現地まで解錠しに行ったり、総務カウンターで手渡したりしていては工数は減りません。部屋の目の前(ドアノブ)に鍵を常駐させ、許可された人だけがその場でボックスを開けて鍵を取り出せる仕組みが理想です。
「いつ・誰が」入室のためにボックスを開けたか記録が残るか
番号を知ってしまえば誰でも開けられるダイヤル式のキーボックスでは、防犯面や内部統制の観点からオフィス利用には不向きです。スマートフォンアプリと連動し、解錠した個人のログが客観的なデータとして残るシステムかどうかが運用の肝になります。
導入するとどう変わる?—
ドア前の「鍵の手渡し対応」が「現地でのスマホ解錠」に変わる
導入後、総務の日常はシンプルながら確実に変わります。
最大の利点は、特定の部屋の鍵を「貸して、返す」のたびに発生していた総務の窓口対応が一切不要になること。鍵は常にドアノブ近くに取り付けたボックス内に保管され、利用者は自分のスマホでボックスを開けて鍵を取り出し、入室します。総務はデスクにいながら、自動で記録される解錠ログを確認するだけ。鍵はボックス内にチェーン固定しておき、解錠/施錠のみに使うようにしておけば、鍵の持ち出し忘れや紛失のリスク、台帳管理の煩わしさから解放され、本来の業務に時間を使えるようになります。

実務で差がつく!本製品の注目ポイント
ドアノブに掛けるだけ!工事不要で「その場」をスマートロック化
本体のシャックル(吊り元)を既存のドアノブや近くの格子などにガチャンと引っ掛けるだけで設置が完了します。大掛かりな配線工事や穴あけ加工は一切不要なため、賃貸オフィスでも安心して導入でき、部屋の用途変更に伴う移設も簡単です。
クラウド連携で「この部屋を開けられる人」をリモート管理
KEYes株式会社が提供するWEB管理画面から、各社員のスマートフォンに対して「どの部屋のキーボックスを開けられるか」のアクセス権限を一括設定できます。「火曜日の10時〜12時だけ」といったピンポイントの時間制限も可能なため、外部の清掃業者やメンテナンス業者が入る部屋の管理にもおすすめの仕様です。
手書き台帳を無くす「解錠ログ自動記録」
スマートフォンアプリによる解錠の瞬間、その履歴は自動的にサーバーへアップロードされます。「誰がいつボックスを開けて鍵を取り出したか」がログとして残り、管理画面でも確認できるため、手書き台帳への記入漏れや、鍵の所在不明トラブルを防ぐことができます。

製品仕様/スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | スマートキーボックス(10名利用・初年度システム利用料込) |
| 品番 | KYS-02 |
| 材質 | スチール・ABS樹脂 |
| サイズ/重量 | 153×80×40mm/約790g |
| 保護等級 | IP66(耐塵・耐水) |
| 通信方式 | Bluetooth Low Energy (BLE) |
| 各種認証 | 工事設計認証、BluetoothSIG 製品登録済 |
| 管理システム | KEYes株式会社提供(WEB管理、CSV出力、権限管理等) |
| バッテリー | 解錠時に残量をサーバーへ自動アップロード(電池交換式) |
~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
設置可能なドアノブ形状の確認
本製品はドアノブやレバー等に引っ掛けて固定する構造です。極端に太いレバーや、引っ掛ける場所がないフラットな扉など、形状によってはそのまま取り付けられない場合があります。事前に設置箇所の寸法や形状をご確認ください。
2年目以降の費用ついて
本製品(リヒトラブ限定プラン)の価格には「本体 + 初年度システム利用料(10名分まで)」が含まれています。2年目以降はKEYes社との直接契約が必要となり、10名利用の場合、月額3,850円(税込)または年払い38,500円(税込)が必要(2026年5月現在)です。期間満了前に案内メールが届きますので、利用継続を希望する場合は、更新手続き等を行う必要があります。
スマートフォンアプリの対応環境
本製品の解錠には、専用のスマートフォンアプリ(KEYesアプリ)を使用します。利用者の社用携帯や個人のスマートフォンが、アプリの対応OSを満たしているか事前にご確認ください。
バッテリー交換について
本製品はバッテリーを内蔵しています。キーボックスは専用電池のみ交換可能です。KEYes株式会社より直接ご購入ください。KEYes社から連絡があったタイミングで、同社より直接ご購入ください。
本製品の「導入メリット」とは?
特定の部屋の鍵管理にムダな移動や対応の削減
利用者が来るたびに行っていた記帳確認~手渡し~返却確認にかかる総務の一連の工数を大きく削減できます。
<計算例>
1日平均4回、別フロアの会議室や備品庫の鍵を貸出対応(記帳確認/鍵取り出し/手渡し/返却確認で5分/回)を行っているオフィスの場合、月20日稼働で月間約6時間40分、年間で約80時間もの工数を削減できる計算に。
鍵の紛失・持ち出しトラブルの抑止
「部屋の鍵を誰かが持っていったまま戻ってこない」という捜索のリスクが、運用方法次第でゼロにできます。
確実な入室管理によるセキュリティの向上
誰がいつドアを開けるためにボックスを解錠したかのログが自動生成されるため、手書き台帳の曖昧さが排除され、オフィスの重要拠点の証跡管理とセキュリティ強化が同時に実現します。
プロによる運用サポート
KEYes(キーズ)株式会社によるテクニカルサポートと、アプリを通じたバッテリー監視により、総務側の運用負担を最小限に抑えられます。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
大企業オフィスの総務・Aさんの場合
Aさんの会社では、個人情報や重要書類が保管されている「書庫」の鍵管理が問題になっていました。セキュリティのために扉は常に施錠されており、社員が書類を取りに行くたびに、総務カウンターへ鍵を借りに来る運用。しかし、急いでいる社員が台帳に名前を書き忘れたり、鍵をポケットに入れたまま自分のデスクに戻ってしまったりして、「書庫の鍵、今誰が持ってる?」とAさんが社内を探し回ることもしばしばに起きていました。
そこで、書庫のドアノブに「スマートキーボックス (KYS-02)」を取り付け、その中に書庫の物理鍵を格納しました。
書庫に立ち入るメンバーのスマホに解錠権限を付与したことで、社員は書庫の前で自分のスマホを使ってボックスを開け、中の鍵でドアを開けて入室するスタイルに移行。Aさんがカウンターで鍵を手渡す手間は完全にゼロになりました。誰がボックスを開けたかはリアルタイムにシステムに記録されるため、万が一鍵が戻っていなくてもWEB画面を見れば一発で持ち主が分かります。Aさんは「鍵の手渡し対応」から解放され、より集中して自分の業務に取り組めるようになりました。
その他の活用シーン
・特定の会議室・応接室:予約時間に合わせて利用者のスマホへ一時的に解錠権限を付与
・ビル内のサーバー室・機械室:外部の保守点検業者へ、作業日当日だけボックスの解錠を許可
・共有の備品倉庫・消耗品置場:複数部署でシェアする部屋の鍵をドア前でスマートに共有
まとめ & ご相談について
「特定の部屋の鍵」を管理するために、毎日何度も発生していた手渡しや立ち会いの業務。これをドアノブ一つのデジタル化で解決することは、総務の工数を劇的に減らすだけでなく、オフィス全体のガバナンスを高める大きな一歩になります。会議室や書庫の「鍵の貸出・戻し忘れ問題」を根本から解決したいなら、スマートキーボックスへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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※本記事は2026年5月20日時点の情報です。