地震や台風などの災害時、従業員の安全確保と同時に防災担当者を悩ませるのが「食」の確保です。
近年、備蓄食といえば味も種類もバリエーションが豊富になってきていますが、水分が欲しくなるパンやクッキー、大量の水と調理時間を必要とするアルファ米が主流です。
しかし、いざという時に「水が足りない」「お湯を沸かす手段がない」「アレルギーを持つ社員が食べられない」といった問題に直面するリスクは見過ごせません。災害警戒状態のオフィスで、誰一人取り残さず、体力を維持するための「栄養」と「充足感」を届けるにはどうすればよいか?
そんな悩みを解消し、企業のBCP(事業継続計画)を支える一手となるのが、河本総合防災の「LIFE CAPSULE やさしいリゾット」シリーズです。



非常用主食の選び方「3つのポイント」
プロの視点で、災害用の主食ジャンルを導入・更新する際に必ずチェックすべき3つの軸を整理しました。
水や火を使わず「そのまま」食べられるか
災害直後は断水や停電で、調理環境が整わないことが多々あります。 アルファ米のように水を注いで待つ必要がなく、封を開けるだけで即座にエネルギー補給ができる「レトルトタイプ」であることは、発災直後の混乱期においては特に意識したいポイントです。その一方で、現存のごはん系のレトルトタイプ製品は水分の多いものが多く、食感の部分でも好みが分かれやすい製品を留意しましょう。
アレルゲン配慮が徹底されているか
多様な従業員が在籍する企業において、アレルギー対応も重要なリスク管理の基本と考えられるようになりました。 特定の誰かだけが食べられない状況を避けるため、アレルゲン特定原材料等28品目不使用といった、配慮の行き届いた製品を選ぶことができれば、組織全体の安心感に繋がります。
管理コストを抑える「保存期間」の長さ
一般的な非常食の期限は3〜5年が主流ですが、入れ替え頻度が高いければその分運用コストや廃棄ロスの負担が重くなります。 さらに長期保存が可能な製品を選べば、買い替えサイクルを長く設定でき、総務の管理工数と予算の両面でメリットが得やすくなります。
一方でサイクルの長さは、「意識の低下」「担当者の交代による引き継ぎ漏れ」を招きやすい側面もあり、管理の「形骸化」と「忘却」のリスクがあるということも認識しておくべきでしょう。
導入するとどう変わる?—
調理不要とアレルギー対応がもたらす「全員の安心」
水や火を一切使わずに開封後すぐに食べられる利便性は、インフラ停止時の不安を劇的に解消します。特定原材料等28品目不使用により、配給時のアレルギー個別確認の手間とリスクが軽減され、管理側・食べる側の双方に「選ばなくていい安心」が生まれます。
ここで差がつく!本製品の注目ポイント
調理不要、封を開けたらすぐ食べられる
「やさしいリゾット」は、レトルトパウチの中に調理済みのリゾットが入っているため、水がない環境でもそのまま食べられます。 スプーンも同封されており、食器を用意する必要もありません。 忙しく動かなければならない復旧担当の従業員でも、開封のみで栄養補給が可能です。
特定原材料等28品目不使用の安心感
卵、乳、小麦をはじめ、アレルギーを引き起こす可能性のある特定原材料等28品目(および貝類)を使用していない製品です。 避難所機能を兼ねる事業所や、不特定多数が立ち入る施設での備蓄において、この「広く食べやすい仕様」は、配布前後の手間やトラブルを防ぐ適切なリスクヘッジとなります。
製造日から8年の品質保持による「7年保存」
本製品は、気密性容器に密閉後、加圧加熱殺菌を行うことで、常温で7年間の保存が可能です。 表示上の賞味期限は7年ですが、メーカーでは製造日から8年の品質管理を行っています。本製品は現在の防災食市場(2026年現在)では比較的、保存期間が長い製品に入るため、防災関連予算の計画/確保の面で運用がしやすい利点があります。結果として中長期的視点で備蓄コストの最適化にもつながっていきます。

製品仕様/スペック表
| 項目 | 内容 | 内容 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 製品名 | LIFE CAPSULE やさしいリゾット トマト味 | LIFE CAPSULE やさしいリゾット カレー味 | LIFE CAPSULE やさしいリゾット 和風ツナ味 |
| 内容量(1袋あたり) | 250g | 250g | 250g |
| 品番 | 10200024 | 10200025 | 10200026 |
| 保存期間 | 常温7年 (製造日より8年管理) | 常温7年 (製造日より8年管理) | 常温7年 (製造日より8年管理) |
| アレルギー配慮 | 特定原材料等28品目不使用(貝類も不使用) | 特定原材料等28品目不使用(貝類も不使用) | 特定原材料等28品目不使用(貝類も不使用) |
| 原材料名 | 米(国産)、こめ油、野菜(人参、マッシュルーム)、もち麦、トマトペースト、オニオンソテーペースト、砂糖、食塩、ガーリックペースト、ジンジャーペースト、酵母エキス/増粘剤(加工デンプン) | 米(国産)、こめ油、野菜(マッシュルーム、人参、れんこん)、もち麦、オニオンソテーペースト、トマトペースト、ひよこ豆、食塩、砂糖、カレー粉、米こうじ調味料、ガーリックペースト、酵母エキス/増粘剤(加工デンプン)、漂白剤(次亜硫酸Na) | 野菜(れんこん、人参、ぶなしめじ)、米(国産)、こめ油、もち麦、まぐろ水煮、砂糖、食塩、ジンジャーペースト、酵母エキス/増粘剤(加工デンプン)、漂白剤(次亜硫酸Na) |
| エネルギ310kcal たんぱく質4g 脂質16g 炭水化物39g(糖質36g 食物繊維3g) 食塩相当量2.5g | エネルギ342kcal たんぱく質5g 脂質18g 炭水化物42g(糖質38g 食物繊維4g) 食塩相当量2.8g | エネルギ324kcal たんぱく質5g 脂質18g 炭水化物37g(糖質34g 食物繊維3g) 食塩相当量2.5g | |
| ケース入数 | 50袋(スプーン50本同封) | 50袋(スプーン50本同封) | 50袋(スプーン50本同封) |
| ケースサイズ | 約 幅295 × 奥行536 × 高さ220mm | 約 幅295 × 奥行536 × 高さ220mm | 約 幅295 × 奥行536 × 高さ220mm |
| ケース重量 | 約 13.5kg | 約 13.5kg | 約 13.5kg |
~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
本製品は気密性が高く丈夫なパウチを採用していますが、鋭利なものとの接触によるピンホール(小さな穴)には注意が必要です。保管時は段ボールケースのまま、直射日光や高温多湿を避けた場所に設置してください。
本製品の「導入メリット」とは?
総務担当者が決裁を仰ぐ際や、社内防災計画に盛り込む際に活用できるメリットです。
防災食としての満足度向上
味のバリエーション(トマト・カレー・和風ツナ)の確保により、単調になりがちな避難生活における食への飽きやストレスを軽減。被災時の従業員のメンタルヘルス維持に寄与します。
食のバリアフリー対応
特定原材料等(アレルギー物質)への配慮を明記することで、食事に制限のある従業員も安心して口にできる環境を整備。身体的条件に関わらず、全員の安全を確保する企業の姿勢を具体化します。
貴重な水リソースの温存 開けてそのまま食べられる調理不要タイプを採用することで、発災直後の「最も水が貴重な時間帯」において、備蓄水をすべて飲料用に充当可能。水の有効活用と配給のスピードアップを両立します。
中長期的な購入費用/廃棄ロスの削減
5年保存の製品と比較して、15年間での買い替え回数が3回 → 2回へ減少。棚卸しや再選定の手間が33%削減されます。
一例: 50名分(3日分想定で計450食)を備蓄する場合
・5年保存では15年(3回入替)で「450(食)× 3(回) → 1350食分」
・7年保存では15年(2回入替)で「450(食)× 2(回) → 900食分」
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
「中規模オフィスの総務・Aさんの場合」
従業員80名を抱えるIT企業の総務担当Aさんは、これまでの「水で戻すアルファ米」の備蓄に不安を感じていました。冬場の災害で水が冷たく、お湯を沸かせない環境の場合、食べられる状態までに時間がかかること、そして数名の小麦アレルギー社員への対応が個別で必要だったからです。
そこで「やさしいリゾット」へリニューアル。翌年、ビル管理会社の防災訓練で試食会を実施したところ、「そのまま食べられるから、冬の暗いオフィスでもすぐに配れる」「味がしっかりしていて、これなら高齢の役員も食べやすい」と好評価を得られました。アレルギー情報の管理も「全員同じものが食べられる」という運用に変わり、Aさんの災害管理名簿はまた1つ項目が簡略化されました。
まとめ & ご相談について
「やさしいリゾット」は、平時では気づきにくい「ユーザーニーズを広く満たしている製品」ということができるかもしれません。
調理不要、7年保存、そして28品目アレルゲン不使用……。これら全ての要素を組み込んで、有事の際には、生きるための「大切なエネルギー源」となります。 備蓄計画の更新時期を迎えている企業様は、この機会に「万が一の際にしっかりと機能する備え」を検討してみてはいかがでしょうか。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年5月14日時点の情報です。