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訪問介護・看護の現場環境を「数値化」するストラップ型温湿度計 ポータブル温湿度計「ストラピ」┃O-456

温湿度計

 訪問介護や訪問看護の現場で、実際に訪問先のお宅に入った瞬間、「むっとする」「空気がこもっている」と感じても、実際の室温や湿度までは分からないといったシーンが存在します。一方で、高齢の方々の中には暑さを自分では感じにくい方もいるという状況で、介護者や看護者の立場と「自身の感覚だけで」判断することに躊躇(ちゅうちょ)するスタッフは少なくありません。

 とはいえ、ポケットやカバンは記録用のスマートフォンやペン、各種器具でいっぱいです。小さな温湿度計を別に入れても、玄関先で取り出す余裕もないため、結局は使われなくなってしまうでしょう。

 今回は、訪問用のかばんの外側にバンドで付けたまま使える、ポータブル温湿度計「ストラピ」O-456(ホワイト/ブラック)をご紹介します。

温湿度計の選び方「3つのポイント」

表示範囲と精度(許容誤差)
 温湿度計は、見える数値がどこまで実際に近いかが判断の土台になります。一般的な民生品では、温度は±1〜2℃程度、湿度は±5〜10%程度の誤差を持つ機種が多く見られます。仕様書では、誤差が保証される範囲(たとえば温度0〜40℃、湿度50〜80%)まで確認しておくと安心です。日常の使用環境が、その範囲に収まっているかが目安になります。

使う場所に合った設置・携帯方法
 温湿度計は、アナログ/デジタルの違いにはじまり、置き型/壁掛け型/携帯型など、設置方法によってサイズや形状も様々です。屋内/屋外はもちろん、複数の場所を訪問する訪問介護/訪問看護の現場では、当然「携帯型(持ち運べるタイプ)」が、前提条件になってくるはずです。携帯型の導入時は、取り出す手間や置き忘れが少ないか、バンドやフックなど取り付けの手段があるか、重さが負担にならないかを確認しましょう。

環境への耐性と維持管理のしやすさ
 持ち出して使う機器は、雨や水はね、結露にさらされる可能性があります。一定の等級を取得した防水の表示があれば、運用する際の故障リスクも下がるでしょう。あわせて、電池の種類と寿命、暗い場所での見やすさ(バックライトの有無)も確認しておきましょう。配布する台数が増えれば、電池交換の頻度は管理の負担になります。

導入するとどう変わる?—
「感覚頼りの温湿度」を「数値によるリスク管理」に

 入室の瞬間に数値を確認でき、「むっとする」という感覚が、「室温は○度、湿度は○%」という共通の言葉に変わります。バンドでかばんの外側に付けたままにできるため、取り出す手間や置き忘れの心配が減ります。防水仕様のため、梅雨のにわか雨の移動や洗面所など水はねのある場所でも、安心して携帯できます。確認が習慣となり、要介護者や患者への対応も適切、且つ効果的に行っていくことができます。

実務で差がつく!本製品の注目ポイント

バンドで付けたままにできるから、「ストラップ感覚」で運用
 訪問先では、荷物を持ち、靴を脱ぎ、挨拶をしながら入室します。ポケットから別の機器を取り出す余裕はなかなかありません。ストラピは約29g(バンド・電池を含む)と軽く、バンドでかばんの外側に付けたままにできます。入室したその場で、画面の温湿度を読み取れます。複数の訪問先をまわるときも、置き忘れたり、なくしたりする心配も減るでしょう。

防水仕様(IPX4)だから、時折濡れる場面でも持ち出しをためらわない
訪問介護、訪問看護の現場では、移動中に突然の雨に見舞われることもしばしば。IPX4は、「あらゆる方向からの水の飛沫に耐える」等級です。毎日濡れる使い方を想定するものではなく、ふだんは室内で使い、時折濡れる場面でも持ち出せることが強みです。たとえば、次のような場面です。

・梅雨のにわか雨や、夏の夕立で、かばんごと濡れたとき。
・洗面所、脱衣所、キッチンなど、水はねのある場所で確認するとき。

「水に濡れたら壊れるかもしれない」というリスクは製品設計上、大きく低減されており、安心して使用することができます。

温湿度と時計を切り替えられるメイン表示、暗い場所でも読めるバックライト付き
 メイン表示を温湿度と時計で切り替えられるため、普段は時計として使いながら、必要なときに温湿度を確認できます。携帯する理由が複数あるので、付けたままの習慣が定着しやすくなります。測定間隔は約10秒です。バックライト付きなので、照明を落とした部屋や、早朝や夜間の訪問でも簡単に数値を読み取れます。

製品仕様/スペック表

項目内容
製品名/品番ポータブル温湿度計「ストラピ」
O-456WT(ホワイト)/O-456BK(ブラック)
寸法約 W38×D17×H72mm(本体のみ)
質量約 29g(バンド・電池を含む)
表示範囲温度 −9.9〜50.0℃/湿度 10〜99%
精度温度 0.0〜40.0℃は±1℃、その他の範囲は±2℃/湿度 50〜80%は±5%、その他の範囲は±10%
防水仕様JIS C 0920 IPX4(あらゆる方向からの水の飛沫に対応)
測定間隔約10秒
時計精度月差 ±30秒(25℃環境)
使用電池リチウム電池 CR2032×1個
電池寿命約1年
付属品バンド
JANコードO-456WT:4536117 052718
O-456BK:4536117 052725

~ 製品導入・取扱上の注意点 ~

数値安定化までの時間と精度の保証範囲をご確認ください
 本製品の測定間隔は10秒ですが、環境が大きく変わった場合、数値の安定には10~30分を要する場合がありますのでご注意ください。また、温度は0.0〜40.0℃で±1℃、湿度は50〜80%で±5%が精度の目安です。それ以外の範囲では誤差が大きくなります。

防水は「飛沫」までの対応です
 IPX4は、「あらゆる方向からの水の飛沫に耐えられるレベル」の等級ですが、水没や水洗いを想定したものではありません。浴室内の湯気などについては製品ページに記載がないため、浴室への持ち込みは避け、濡れた場合は取扱説明書に従ってお取り扱いください。

熱中症の予防や、体調の判断には使えません
 本製品は温度と湿度を表示する機器で、暑さ指数(WBGT)を直接表示するものではありません。数値は、暑さや蒸し暑さに気づくための目安の一つとしてお使いください。熱中症の予防や、利用者さんの体調の判断、医療的な対応の基準にはなりません。校正証明が求められる用途では、校正に対応した機器をあわせてご検討ください。

本製品の「導入メリット」とは?

手軽に室内環境を把握でき、「相談(提案)の切り出し基準」が明確に
 訪問した場所の温湿度環境が数値で読み取れるため、「室温が高めですが、エアコンの設定を調整してもよろしいですか」といった相談を、根拠を添えて切り出せます。感覚のままでは言い出しにくかった一言が、数値という共通の言葉でやりとりしやすくなります。

スタッフ全員が、同じ基準による「数値」で判断・対応できる
 厚生労働省は事務所環境の努力義務として、「気温:18℃以上28℃以下」とするよう努めることを求めています。特に訪問現場での高齢者は、エアコンのリモコン表示の温度を過信したり、扇風機による風によって正しい温度感覚を失うというケースもよく見られます。事務所衛生基準と利用者宅の環境を全てにおいて同一視できるものではありませんが、「28℃」という共通の目安をスタッフ間で持てる点は、現場の実感として役立ちます。
出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23710.html

湿度の目安を揃え、蒸し暑さやカビの見逃しを減らせる
 厚生労働省は、事務所の相対湿度について、「湿度:40%以上70%以下」とするよう努めることを求めています。厚生労働科学研究の報告でも、高湿度でのカビやダニの増殖、低湿度でのインフルエンザウイルスの活性など複数のエビデンスが、40%〜70%を適正な範囲とする根拠になっていると整理されています。訪問先で湿度を数値で把握できれば、除湿や換気の提案もしやすくなります。
出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/kakisetuden.html / 厚生労働科学研究費補助金 分担研究報告書 https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2015/154061/201525013A_upload/201525013A0010.pdf

現場活用シーン:シミュレーションストーリー

訪問看護サービス勤務・Bさんの場合
 夏場のある日、Bさんはかばんの外側にポータブル温湿度計「ストラピ」を付けたまま、一軒目のお宅を訪問。計測数値を確認すると、室温は高く、湿度も高い数値でした。Bさんは利用者さんとご家族に、エアコンや除湿機の使用を相談しました。

 その日の午後は急な雨になり、移動中にかばんとポータブル温湿度計「ストラピ」は水濡れ状態。それでもBさんは気にせず、次のお宅の洗面所まわりや、窓際の湿度もそのまま確認を続けました。夕方の事業所の申し送りでは、「どのお宅で、気温:何℃、湿度:何%だったか」を数値で共有できるようになりました。

 この運用を定着させたのは、事業所の総務担当・Cさんでした。全スタッフ分を同じ備品として手配し、電池交換も半年に1回の備品点検に組み込みました。Cさんは「事業所支給のカバンに取り付ける、管理携行品として組み込んだことで、スタッフ装備とサービスの標準化が実現した」と話します。

まとめ & ご相談について

 ポータブル温湿度計「ストラピ」の価値は、温湿度が測れることだけではありません。バンドで付けたままにでき、防水仕様で時折濡れる場面にも持ち出せることで、訪問先の室内環境を「その場で数値に」する運用が続けやすくなります。

 小さな温湿度計をポケットに入れて持ち歩くのに比べて、取り出す手間や置き忘れ、濡れへの不安といったハードルを減らせます。精度の保証範囲や電池の交換、防水の限界(飛沫まで)、暑さ指数(WBGT)は表示しない点、利用者宅へ持ち込む際の衛生面の運用ルールをご確認のうえ、ご検討ください。

 自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。

※本記事は2026年10月9日時点の情報です。

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