会議室に大きなモニターやプロジェクターは用意してあるのに、いざ使う場面になると「HDMIケーブルが届かずにモタついてしまう」「お客様の持ち込みPCの端子形状が合わない」といった小さなトラブルに毎回悩まされていないでしょうか。複数人が入れ替わりで画面を映す打ち合わせでは、その都度ケーブルを抜き差しする手間も地味に負担です。こうした配線まわりの小さな不便を解消して映像・音声を無線で伝送できるワイヤレスプレゼンテーション機器がプリンストン社の「SP Cast Pocket Mini シリーズ」です。

ワイヤレス送受信機の選び方「3つのポイント」
プロの視点で、導入前に必ずチェックすべき軸を3つに整理しました。
接続方式とデバイス対応範囲
受信する大型モニターや来客用PCモニターは概ね「HDMI端子」が標準装備されています。ポイントは「送信側」がUSB-C接続なのか?HDMI接続なのか?また対応OSもWindowsのみなのかmacOSやiOS/Androidまで含むのかを確認することが最重要です。それによって、PCやタブレットなどへの対応範囲が変わります。持ち込み端末のケースが多い商談の場では、対応範囲の広さも重要なポイント。幅広いOS環境や端末形態を想定しましょう。
伝送距離と電波の安定性
カタログ上の最大伝送距離はあくまで見通しの良い環境での数値であり、実際のオフィスでは壁や什器による電波干渉で数値通りにいかないことがあります。会議室の広さや障害物の有無を踏まえて、余裕を持った距離設計の製品を選んでおけば、自然と安定運用へとつながっていきます。
拡張性と同時接続台数
利用人数が増えれば当然複数名のプレゼンや画面共有が想定されます。また、複数の会議室で共用したりする可能性までも考えると、送信機を後から増設できるかどうかは重要な視点です。増設の上限台数や、同一フロア内で何台まで併用できるかも合わせて確認しておくと良いでしょう。
導入するとどう変わる?—
配線の「面倒と課題」を一発解消!「スムーズな画面共有」へ
本製品SP Cast Pocket Mini シリーズは、送信する「子機」側の機器接続コネクタ(USB-CまたはHDMI)に応じて、2製品をラインナップ。一度導入すると、会議のたびに使用端末を気にかけたり、ケーブルの形状や長さを気にする必要がなくなり、PCに送信機を挿すだけで画面共有が完了します。ネットワーク環境や専用ソフトも不要なため、ネットワークをはじめITに詳しくない担当者でも同じ手順で使え、属人化しがちだった「会議室準備やPC設定」の負担が平準化されることでしょう。複数の送信機を切り替えるだけで発表者交代もスムーズ。進行の停滞も減らせます。
実務で差がつく!本製品の注目ポイント
ケーブルもソフトも不要な「シンプル接続」
本製品は送信機をPCに、受信機をモニターに挿すだけで設定作業が完了。専用アプリの手動インストールも不要なため、初めて使う方も迷わず操作でき、「使い方がわからない」という問い合わせも大きく減るはずです。

送信機は最大7台まで増設可能
子機(送信機)を追加購入すれば、1台の受信機に対して最大7台の送信機を接続できます。複数人が順番に画面を映すプレゼンや会議で、ケーブルの抜き差しなしに発表者を切り替えられます。
※「追加用送信機(子機)の2台セット」の別売品
「SC-POCKETMINI-C1SET(USB-Cセット)」「SC-POCKETMINI-H1SET(HDMIセット)」 のご用意もあります。

USB PD給電に対応(ワイヤレスUSB-C to HDMIのみ)
純正の給電アダプターケーブルを使えば、送信機経由でPCを充電しながら使用できます。会議が長時間に及び端末のUSB-Cコネクタが1つしかない場合でも、PCのバッテリー残量を気にせず使い続けられます。
※USB給電アダプターは付属しません。DC5V/1Aもしくは1A以上出力可能なアダプターをご用意ください。

製品仕様/スペック表
| 項目 | 内容 | 内容 |
|---|---|---|
| 製品名 | SP Cast Pocket Mini USB PD給電機能付ワイヤレス USB-C親機/子機セット | SP Cast Pocket Mini ワイヤレスHDMI親機/子機セット |
| 型番 | SC-POCKETMINI-C1R1 | SC-POCKETMINI-H1R1 |
| 対応OS | iOS/iPadOS/Android/Windows/macOS/ChromeOS | - ※OSに依存しません |
| インターフェイス | 送信機(TX):USB-C/受信機(RX):HDMI | 送信機(TX):HDMI/受信機(RX):HDMI |
| 入力最大解像度 | 1920×1080/60Hz | 1920×1080/60Hz |
| 出力解像度 | 1920×1080/60Hz、1280×720/60Hz | 1920×1080/60Hz、1280×720/60Hz |
| 伝送距離 | 最大30m(見通し距離、電波干渉なしの場合)※一般的なオフィスでは15m程度が安定運用の目安 | 最大30m(見通し距離、電波干渉なしの場合)※一般的なオフィスでは15m程度が安定運用の目安 |
| HDCP | v1.4対応 | v1.4対応 |
| 送信機増設 | 最大6台追加可能(送信機合計7台まで接続) | 最大6台追加可能(送信機合計7台まで接続) |
| 電源 | 送信機:USBバスパワー/受信機:DC5V/1A(電源アダプターは別途用意) | 送信機/受信機:DC5V/1A(電源アダプターは別途用意) |
| 外形寸法 | 送信機:幅90×奥行40×高さ16mm/受信機:幅145×奥行40×高さ16mm | 送信機:幅145×奥行40×高さ16mm/受信機:幅145×奥行40×高さ16mm |
| 質量 | 送信機:25g/受信機:39g | 送信機:39g/受信機:39g |
| 動作環境温度 | 0~40℃ | 0~40℃ |
| 保証期間 | 1年間 | 1年間 |
| 別売オプションセット (子機2台セット) | SC-POCKETMINI-C1SET (USB-C子機×2台セット) | SC-POCKETMINI-H1SET (HDMI子機×2台セット) |
~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
本製品は屋内専用です。5GHz帯の一部チャンネルを使用する仕様上、屋外での使用はできません。
同一フロアや近接した空間で使用する場合、電波干渉を避けるため受信機は最大4台までとされています。複数会議室で同時導入する際は配置に注意してください。
産業用機器のような長時間の連続安定動作は想定されていません。常設で終日稼働させるような使い方には向かない点をご留意ください。
本製品の「導入メリット」とは?
会議前準備の「小さな時間ロス」を短縮
会議前のケーブル接続や解像度確認には、一般的に1回あたり5~10分程度かかると想定されます。仮に1日3回の会議で本製品を使用した場合、1日あたり約15~30分、月20営業日で換算すると5~10時間程度の削減効果が見込める計算になります。
ケーブル管理・紛失トラブルの心理的ストレス軽減
会議室ごとに「やや長めのHDMIケーブル」を常備・管理する手間や、「ケーブルが届かない」「端子の形状が合わない」という接続トラブルから解放されます。端子の頻繁な抜き差しは、端末側/ケーブル側双方で破損リスクを招くため機器トラブルの予防も期待できる他、備品管理の負担軽減にもつながります。
利用人数や会議室レイアウトの変化にも柔軟に対応
送信機は後から追加購入が可能です。部署の増員やフリーアドレス化など、働き方の変化に合わせて段階的に台数を増やせます。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
中規模オフィスの総務・Aさんの場合
週次の部門会議では、参加者がそれぞれ持ち込んだノートPCを順番にモニターに映す運用をしていましたが、毎回HDMIケーブルの接続準備にモタついてしまい、会議の出だしが遅れることも何かと常態化していました。SP Cast Pocket Miniを導入してからは、各自のPCに送信機を挿しておくだけで、発表者役が送信機側の切り替えボタンを押すだけで画面が切り替わるようになりました。ケーブルの受け渡しによる小さな中断がなくなり、Aさんへの「ケーブルどこですか」という問い合わせも減ったといいます。
まとめ & ご相談について
会議室の配線まわりの不便は、日々の積み重ねで見えない負担になりがちです。SP Cast Pocket Miniのようなワイヤレスプレゼンテーション機器を取り入れることで、準備の手間や属人化を減らし、誰もがスムーズに画面共有できる環境づくりにつながります。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年9月14日時点の情報です。