連日の猛暑が続く中、管理部門の皆様にとって頭を悩ませるのが、現場で働く従業員や屋外イベントの安全管理ではないでしょうか?
「暑熱対策は指示しているが、休憩のタイミングを個人の感覚に頼り切っている」
「従来の気温のみの判断では、地面からの照り返しや閉鎖空間の蒸し暑さを十分に考慮できていない気がする」
こうした不安を抱えながら、万が一の事態が起きた際のリスクを考えると、客観的な「安全の指標」は求めてしまうもの。
そんな現場の熱中症リスクを可視化し、確かなエビデンスに基づいた安全管理を実現するのが、タニタの「黒球式熱中症指数計 熱中アラーム│TT-562-NGD」です。
暑さ指数計の選び方「3つのポイント」
プロの視点で、暑さ指数計を導入する前に必ず確認しておくべき3つの軸を解説します。
直射日光を考慮できる「黒球式」であるか
一般的な温湿度計では、日差しによる「輻射熱」を正確に測ることができません。屋外や、窓際、工場内など、熱源がある場所での測定には、黒球(こっきゅう)が付いたモデルを選ぶことが不可欠です。
公的規格「JIS B 7922:2023 」に準拠しているか?
企業として安全管理を行う以上、測定値の信頼性は重要です。日本産業規格(JIS)が定めた精度基準「JIS B 7922:2023」に適合している製品であれば、社内規定の策定や監査時にも自信を持って数値を提示できます。
現場の運用に即した「携行性」と「通知機能」
測定器が事務所に置かれたままでは意味がありません。作業者が身につけられるか、あるいは作業場所のすぐそばに設置できるか。また、危険な数値になった際に「音」や「表示」で周囲に知らせる機能があるかを確認しましょう。


導入するとどう変わる?—
「個人感覚」の判断基準を「数値/警戒レベル」へと変換
導入による最大のメリットは、暑さ対策の主語が「人」から「データ(数値)」に変わることです。WBGT(暑さ指数)に基づき、アラームが鳴ったら休憩・給水するという客観的な基準ができるため、現場の無理を抑止し、組織全体の安全意識を均一化できます。
実務で差がつく!本製品の注目ポイント
黒球式センサーで「輻射熱」を逃さずキャッチ
本製品は、日差しや地面からの照り返しを測定できる黒球式を採用しています。直射日光下でも正確なWBGT(暑さ指数)を把握できるため、屋内外作業やスポーツの現場において、体感温度と乖離しない確実な安全指標を提供します。
JIS準拠(クラス2)とNETIS登録による信頼性
JIS B 7922:2023のクラス2に準拠しており、精密な測定が保証されています。さらに、国土交通省が運営する新技術情報提供システム「NETIS」にも登録(KT-160019-VE)されており、信頼性が高く安心して導入できる製品だといえます。
あらゆる現場に対応する「マルチ装着」設計
カラビナやストラップでの携行はもちろん、付属のアタッチメントを付け替えることで、ヘルメットへの装着や三脚への固定も可能です。作業者の動きを妨げず、かつ最も暑い場所の数値をピンポイントで計測できる柔軟性を備えています。

製品仕様/スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名(品番) | 黒球式熱中症指数計 熱中アラーム(TT-562-NGD) |
| サイズ | 約 幅58 × 高さ108 × 奥行36mm |
| 質量 | 約65g(電池、吊り下げ用アタッチメント、カラビナ含む) |
| 警告レベル | 4区分・11段階(注意、警戒、厳重警戒、危険) |
| アラーム音量 | 3段階(大:約75dB、小:約65dB、無し) |
| JIS規格番号 | JIS B 7922:2023 適合 |
| JIS精度区分 | クラス2 |
| NETIS登録番号 | KT-160019-VE |
| 表示範囲(WBGT) | 0.0〜50.0℃(0.1℃単位) |
| 表示範囲(周囲温度) | 0.0〜50.0℃ |
| 表示範囲(湿度) | 20.0〜90.0% |
| 測定間隔 | 約30秒 |
| 電源 | DC3.0V(CR2032コイン形リチウム電池×1個) |
| 電池寿命 | 約3カ月(1日4時間使用時) |
| 警告アラーム | 3段階:75dB(大)、65dB(小)、無 |
| 主な付属品 | カラビナ、ネックストラップ、三脚・ヘルメット用電池フタ、ドライバー |

~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
測定時のご注意
正確な測定のため、屋外で使用する場合は黒球部分に体や装備の影がかからないよう装着してください。
測定値が安定するまで、環境変化後10〜15分程度の時間が必要です。
防水仕様について
本製品は防水仕様ではありません。雨天時や水しぶきがかかる環境での使用は避けてください。
電池寿命について
電池寿命目安は概ね約3ヶ月(1日4時間使用時)です。シーズン開始前には必ず新しい電池への交換を推奨いたします。
本製品の「導入メリット」とは?
リスク管理の「見える化」と「標準化」
「今日は暑いから気をつけて」という曖昧な指示ではなく、「アラームが鳴ったから15分休憩」という明確な行動基準を確立できます。これにより、経験の浅い作業者や責任者でも迷わず安全判断を下せます。
公共工事等の評価向上
小型で装着・携帯可能な黒球計の中でNETISに認定されているのは、TT-562のみとなります。
(NETIS登録番号:KT-160019-VE)
公共工事の安全管理提案に適し、三脚やヘルメット装着で導線に合わせた配置が容易です。


現場活用シーン:シミュレーションストーリー
IT関連企業の総務担当、Aさんの場合
Aさんの会社では、6月の初夏に開催される屋外の地域振興イベントへ、急遽ブースを出展することになりました。社内からは若手社員を中心にボランティアが集まりましたが、普段は冷房の効いたオフィスで働くメンバーばかり。熱中症のリスクが懸念されました。
イベント当日、会場の「芝生エリア」は風も通り穏やかでしたが、自社のブースが設営されたのは「アスファルトの駐車場エリア」。照り返しが厳しく、準備の段階でAさんは「これは予報の気温以上に危険だ」と直感しました。
そこでAさんは、本部に設置した三脚に「TT-562-NGD」をセット。測定を開始すると、芝生エリアにいる他部署の報告よりWBGT(暑さ指数)が明らかに高い数値を示しました。しばらくして、液晶が「厳重警戒」に切り替わり、警告アラームが鳴り響きます。
「まだ午前中だから大丈夫」と意気込んでいた若手社員たちも、鳴り続けるアラームと客観的な数値を見て、事の重大さを実感。Aさんの指示のもと、こまめな水分補給と交代制の休憩を徹底しました。結果、体調不良者を一人も出すことなく、無事にイベントを終えることができました。「もしあの時、数値で示せなかったら無理をさせていたかもしれない」と、Aさんは測定器の重要性を再認識しました。
まとめ & ご相談について
熱中症への備えは、もはや「心構え」だけでは不十分です。特に屋外や過酷な環境下での業務を支える現場担当者に対して、バックオフィス的な立ち位置で会社全体を管理運営する総務・購買担当者にとって、JIS規格に裏打ちされた「正確なデータ」を持つことは、従業員の命を守り、会社の社会的信頼を守ることに直結します。
タニタのTT-562-NGDは、その軽量さ、装着のしやすさ、そして何より測定の正確さにおいて、現場の安全管理を一段上のレベルへと引き上げてくれるはずです。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年5月11日時点での情報です。