オフィスの災害対策を見直す際、ヘルメットや非常食の準備は万全でも、いざという時の「明かり」の確保は見落とされがちです。特に大規模な停電が発生した際、手持ち懐中電灯で片手が塞がってしまうと、避難誘導や救護活動、書類の確認といった重要な初期対応に支障をきたすことがあります。暗闇の中で両手が自由に使えないストレスは、想像以上に行動を制限してしまうものです。
こうした災害時の移動や作業リスクを軽減し、暗所でも安全かつ円滑に動ける環境を整えるためには、両手を完全にフリーにできる装着型の照明器具を一定数備蓄しておくと安心です。
今回は、コンパクトなのにしっかりとした光量を持ち、乾電池1本で駆動する 単3単4どちらも使えるヘッドライト(CP-34DD)をご紹介します。

ヘッドライトの選び方「3つのポイント」
プロの視点で、オフィスへの導入前に必ずチェックすべき軸を3つに整理しました。
電池の入手性と管理のしやすさ
災害備蓄品は平常時は使っていない場合が多く、事前充電/放電を意識した継続充電は困難です。また長期保存は充電型バッテリーの劣化を進めます。そのため、災害備蓄品としてのヘッドライトは充電式よりも乾電池式がおすすめ。その中でも流通量の多い「単3形乾電池」や「単4形乾電池」対応は保管もしやすく入手しやすいのもメリット。
重量と装着時の負担感が少ないこと
ヘルメットの上とはいえ、頭部に直接長時間着ける可能性があるため、ヘッドライト本体の「計量さ」は重要な要素です。特に重量があるものは動いたときにズレやすく、作業に集中できなくなる原因になります。実際に誰が使うかもわからないことから、電池を含めても軽量なモデルを選ぶのがポイントです。
照射のバリエーション
ただ前方を明るく照らすだけでなく、手元の書類を読むための「手元灯」や方向調整機能、周囲に自分の存在を知らせる「赤色灯」など、用途に応じた光の切り替えができれば安心です。特に赤色LEDは、暗闇でも眩しすぎず、夜間の避難誘導や救護の際にも周囲の人の目を刺激しないため、集合避難所の運用でも役立ちます。
導入するとどう変わる?—
両手が自由になる安心感と省スペース備蓄の実現
災害時の避難誘導や救護活動において、手持ちの懐中電灯からヘッドライトへ切り替えることで、両手を完全に自由に使った安全な行動が可能になります。また、従来の大型ライト(懐中電灯)に比べて大幅にコンパクト化されているため、限られたオフィスの備蓄棚や備蓄セット内、ヘルメットの保管箱の隙間にも無理なく収まり、保管スペースの懸念なく導入できます。
災害時に差がつく!本製品の注目ポイント
単3形電池または単4形電池1本で動く使いやすさと軽量コンパクト設計
一般的なヘッドライトは複数本の電池を必要とすることが多いですが、本製品は「単3形電池または単4形電池わずか1本」で駆動します。そのため本体質量は電池を含めても約74gと非常に軽く、長時間の避難行動や復旧作業でも首や頭に負担がかかりにくくなっています。


使い分けられる2種の光源
メインの白色LEDに加え、1ルーメンで優しく照らす独立した「赤色サブLED」を搭載しています。消灯時の暗順応(目が暗闇に慣れた状態)を維持しやすく、夜間の避難所などで周囲の人の眠りを妨げずに、自身の足元や手元にある持ち物だけをそっと確認したいときの「配慮のあかり」として重宝します。またライトのヘッドは可動式になっており、装着したまま光の位置の微調整も簡単です。



水濡れに強い設計で雨天時の使用も問題なし
オフィス内だけでなく、屋外への避難や雨天候時でも不安なく使えるIPX4準拠の防滴仕様です。
製品仕様/スペック表
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名/品番 | ヘッドライト/CP-34DD |
| 使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1個、φ3mm赤色LED×1個 |
| 明るさ(約) | 3ルーメン(Ecoモード時)/ 30ルーメン(Midモード時)/ 60ルーメン(Highモード時)/ 120ルーメン(Maxモード時)/ 1ルーメン(サブ赤色LED) |
| 光度(約) | 12カンデラ(Ecoモード時)/ 144カンデラ(Midモード時)/ 266カンデラ(Highモード時)/ 510カンデラ(Maxモード時)/ 5カンデラ(サブ赤色LED) |
| 使用電池 | 単3形アルカリ電池×1本 または 単4形アルカリ電池×1本 ※エネループ・充電式エボルタ使用可能 |
| 点灯時間(約) | 60時間(Ecoモード)/ 20時間(Midモード)/ 6時間(Highモード)/ 4時間(Maxモード)/ 10時間(サブ赤色) |
| 照射特性 | 照射角固定 ワイドビーム |
| 照射距離(約) | 45m(最大時) |
| 保護等級 | 防滴仕様(IPX4準拠) |
| 本体サイズ(約) | W72.7×H40.0×D39.5mm |
| 本体質量(約) | 76g(電池含む) |
| 付属品 | ヘッドバンド、テスト用電池 |
本製品の「導入メリット」とは?
備蓄スペースの削減と管理コストの軽減
非常にコンパクトな筐体であるため、従来の大きな懐中電灯や大型ヘッドライトに比べてコンパクトに備蓄できます。ヘルメット用のケースや袋がある場合、予めセットで保管・備蓄しておくのもオススメです。
災害時における従業員の安全確保
両手が完全にフリーになるため、ヘルメットを着用しての避難時や、瓦礫などの障害物がある場所の移動時でも、スムーズな移動を実現します。
誰でも迷わず使える直感的なワンボタン操作
1つのスイッチで各モードを順番に切り替えられるシンプルな仕様のため、事前の訓練をしていなくても、非常時に誰もがすぐに使いこなすことができます。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
中規模オフィスの総務・Aさんの場合
総務担当のAさんは、オフィスの防災備蓄の見直しを任されていました。これまでは手持ちの懐中電灯を人数分用意していましたが、棚の中でかさばる上に、「片手が塞がっては停電時に救護活動や消火器の操作がスムーズにできないのではないか」と課題を感じていました。
そこで、単3形乾電池1本で動くこの小型ヘッドライトを導入。人数分揃えても、これまで懐中電灯を置いていたスペースのわずか一部にすっきりと収まりました。
ある日、地域の避難訓練で実際に従業員に装着してもらったところ、「軽くて着けているのを忘れる」「これなら暗い非常階段を下りるときも手すりをしっかり握れて安心」と好感触。電池も社内で常備している単3形ということもあって、Aさんは有事の際の「明かり」の重要性を改めて認識しました。
まとめ & ご相談について
オフィスにおける災害対策は、いかに「もしもの瞬間」に従業員がスムーズに動けるか、そして日頃の備蓄管理にそこから逆算した準備が大切です。単3形電池1本で軽量かつ多機能なヘッドライトは「明かり」を確保しつつ安全性の向上を同時に叶える、頼もしい選択肢となるはずです。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年5月25日時点の情報です。