社内ネットワークにつながる端末、すべて把握できていますか?
「誰がどの機器をネットワークに接続しているのか、正直わからない」――そんな不安を抱えながら運用している情報システム担当者・総務担当者は、決して少なくありません。テレワークの普及や私物端末の持ち込みが当たり前になった今、社内ネットワークへの”野良接続”は静かに、しかし確実に増えています。万が一、ウイルスに感染した端末が社内LANにつながったまま放置されれば、被害は一気に広がる危険性があります。
PFU(リコーグループ)が提供するセキュリティ対策向け専用機器「iNetSec SF」は、こうした「ネットワークの見えないリスク」に正面から向き合うための製品です。

そもそも「ネットワーク管理ツール(不正接続防止ツール)」って何をする機器なの?
社内のWi-Fiや有線LANに「誰の・どんな端末が・いつ接続したか」をリアルタイムで把握し、許可されていない端末を自動的にはじき出す機器や仕組みです。IT業界では「NAC(Network Access Control:ネットワークアクセス制御)」とも呼ばれます。
テレワークの普及や私物端末の持ち込みが増えた現在、社内ネットワークは、昔のように「(信頼できる)従業員だけが入れるもの/入れた人だけは安全に使える場所」という前提ではなくなりました。IDとパスワードさえ分かれば、誰でも社内Wi-fiにつなげられてしまう状態が、その「悪い一例」です。そのように誰が繋いでいるのか見えにくくなったリスクを「あぶりだして制御する」のが、こういった製品が登場するようになった背景です。
ネットワーク管理ツールの選び方「3つのポイント」
エージェント「レス」で動くか?
それぞれPC端末やタブレットに「専用監視アプリ(エージェント)」のインストールを前提にした製品は、メリットも多い一方で、端末の種類が増えるほど初期導入の手間や管理工数が増大します。複合機・IoT機器(監視カメラなど)・ゲスト端末といった、「そもそもエージェントを導入できない機器」が混在する現場では、エージェントレスで動作する製品を選ぶことが運用の現実解となることが多いのです。
既存のネットワーク構成を変えずに導入できるか?
大がかりなネットワーク改修を伴う製品は、それだけで導入コストと期間が膨らみがちです。既存構成を触ることなく稼働できる製品やサービスも存在するため、事前にしっかり確認しましょう。将来的な拡張を見据えつつもスモールスタートできるかは重要な判断軸といえます。
運用負荷を下げる自動化機能があるか?
「検知はできるけど、その後の対応はすべて手動対応」では担当者の負荷が増えるだけです。不正端末の自動遮断、端末申請の自動化、これらをダッシュボードによって一元把握するなど、日常業務の中で無理なく回せる自動化の仕組みを持つ製品を選ぶことが長続きのカギです。
導入するとどう変わる?—
ネットワークの「見えない課題」を発見!「見える・止める・管理できる」状態に
導入後は、社内ネットワークに接続されたすべての機器がリアルタイムで可視化され、未許可の端末はネットワークから自動的に遮断されます。端末の申請・承認フローも自動化されるため、担当者が手動で確認・対処する手間が大幅に減少。ランサムウェア※1をはじめとするマルウェア※2の感染拡大リスクにも、通信の「振る舞い」を監視する形で備えられます。
※1ランサムウェア:パソコンやサーバーのデータを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すこと(身代金)を要求する悪質プログラム(ウイルス)です。英語で「身代金」を意味するRansom(ランサム)とSoftware(ソフトウェア)を組み合わせた言葉です。
※2 マルウェア:「悪意あるソフトウェア」の総称。ランサムウェアもマルウェアの一部となります。
実務で差がつく!本製品の注目ポイント
社内ネットワークに接続している端末や機器を検知して、無許可のものを遮断
社内のネットワークにつながっているすべての機器をリアルタイムで把握し、許可されていない端末を自動的に遮断します。担当者が気づかないうちに接続された私物のスマートフォンや、出所不明のパソコンといった”野良端末”も見逃しません。「何がつながっているか分からない」という状態そのものをなくすことが、セキュリティ対策の出発点です。


運用後の担当者の負荷を軽減する各種機能
接続中の機器や申請中の機器を一覧視する「ダッシュボード機能」。専用ソフトをインストールすることなく、LANアダプタを共有している端末を自動的に検出する「シャドーITデバイス検知機能」。
また、スマートフォンやタブレットでは、プライバシー保護のためにMACアドレスをランダム化して接続する機能がOSに組み込まれていますが、機器固有のMACアドレスでの接続を促す「ランダムMACアドレス対応」など、実際に運用を始めるとその便利さに気づく機能も充実しています。

ランサムウェア対策(オプションライセンス)
マルウェアの通信の「振る舞い」をリアルタイムで監視し、既知・未知の脅威を問わず感染端末を自動遮断。感染が確認されてから手動で対処する従来型の対応と比べ、被害の拡大を食い止めるまでの時間が大幅に短縮されます。
製品仕様/スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | iNetSec SF |
| 提供形態 | オンプレミス版 / クラウド版 ※オンプレミス版とクラウド版で機能差があります |
| 導入方式 | 既存スイッチに接続するだけで導入可能(大規模なネットワーク改修は不要) |
| 対応規模 | 中小企業〜大企業まで対応(最大30万機器を1システムで管理) |
| 主な機能 | 接続機器の一覧把握、未許可端末の自動遮断、端末申請・承認の自動化 |
| オプション機能 | ランサムウェア対策、利用アプリケーション監視(各別途ライセンスが必要) |
| 保守対応 | 先出しセンドバック※3から24時間365日・全国オンサイト対応まで選択可能 |
※3先出しセンドバック:先に代替品(交換品)を発送し、利用者がそれを受け取った後で故障した機器を返送する保守サービスです。
~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
ライセンス体系に注意が必要
ランサムウェア対策(振る舞い検知)と利用アプリケーション監視は、それぞれ別途の年間利用ライセンスが必要です。導入時に必要な機能を整理した上で、見積もりを取ることをおすすめします。
セグメント数によって追加ライセンスが発生します
1台のセンサーで複数のネットワークセグメント※4を管理する場合は、追加セグメントライセンスが必要になります。ネットワーク構成によってはコストが変動するため、事前確認が重要です。
オンプレミス版とクラウド版で機能差があります
クラウド版はオンプレミス版と一部機能が異なります。詳細はメーカーWebサイトの「iNetSec SF Cloud(クラウド版)」ページで確認してください。
年間利用ライセンス製品が含まれます
クラウド版およびオンプレミス版のオプションのライセンスは年間契約となります。更新管理のフローを導入前に社内で決めておくことが運用面で重要です。
※4ネットワークを「部署ごと(例:総務、開発、経理)」「用途ごと(例:社内PC、ゲストWi-Fi、IoT機器)」のようにグループ分けして区切ったものです。通常、これらのセグメント間はセキュリティのために壁(ルーターやファイアウォール)で隔てられています。
本製品の「導入メリット」とは?
不正端末の接続リスクを「限りなくゼロ」に近づけられる
未許可端末を自動で検知・遮断するため、「知らないうちに社内ネットワークに接続されていた」という事態を防ぐことができます。
IT管理者・総務担当者の手作業を大幅に削減できる
端末の申請・承認フローが自動化されるため、担当者が一件一件確認・対応する手間が省けます。
算出一例:
1件あたりの手動対応に平均15〜20分かかると仮定した場合、月10〜20件の申請対処がある職場であれば、月間2.5〜7時間、年間に換算すると30〜84時間分の削減効果が見込めます(社内業務量によって異なります)。
ランサムウェア感染の拡大を早期に食い止められる
感染端末が自動で遮断されるため、被害が社内全体に波及するリスクを大幅に低減できます。IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威2026」においても、ランサムウェアによる被害は6年連続1位に位置付けられており、従来の防御をすり抜ける攻撃をいかに早期に検知し、被害を最小限に抑えるかという観点での対策の重要性は年々高まっています。
7年連続シェアNo.1※4という導入実績
富士キメラ総研の調査による市場シェアNo.1の実績(2018〜2024年度)は、世の中でこれらの製品の導入意識の高まりとともに、課題に対して「選ばれている製品」であるということの証明です。
※4 株式会社富士キメラ総研「2019~2025 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(検疫ツール市場・不正接続防止ツール分野 2018年~2024年度実績・企業シェア)
既存環境を変えずに導入できて、初期の混乱が少ない
ネットワーク構成の大きな変更が不要で、現行のスイッチに接続するだけで稼働を開始できます。IT部門への負担をかけずに導入できる点は、総務主導で推進する際の重要なアドバンテージです。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
中規模製造業の総務・Yさんの場合
従業員約200名の製造会社で総務を担当するYさんは、工場フロアにIoT機器が増えたことをきっかけに、ネットワーク管理の不安が膨らんでいました。IT担当者は1名だけで、「誰が何を接続しているか把握しきれていない」という状況が続いていました。
ある日、取引先から「最近ランサムウェアの被害が増えている」という話を聞いた Yさんは、上司への相談を決意。「iNetSec SF」の導入を提案します。
既存のスイッチに接続するだけで稼働するため、大がかりなネットワーク改修は不要でした。導入後1週間、ダッシュボードを確認したYさんが気づいたのは、「把握していなかった機器が数台接続されていた」という事実。早速IT担当者と確認し、そのうち1台が私物のスマートフォンだったことが判明。自動遮断の設定が功を奏して、問題は静かに、かつ確実に処理されました。
「何かあってから動くのではなく、何かある前に手を打てた」
Yさんはそう感じながら、経営会議向けのセキュリティ報告資料に、導入後の接続状況レポートを添付しました。
まとめ & ご相談について
社内ネットワークに接続されるIT機器が多様化・増加するなかで、「何がつながっているか把握できていない」という状態は、もはや明白な「セキュリティリスク」です。iNetSec SFは、エージェントレスで全機器を可視化し、不正端末を自動で遮断。運用の手間を抑えながら、現場のセキュリティ水準を着実に引き上げることができます。7年連続でシェアNo.1を維持してきた実績は、製品の信頼性を示す確かな根拠です。
ネットワーク管理の「見えない不安」を、まずは「見える安心」に変える第一歩として、ぜひ検討の俎上に乗せていただければと思います。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年6月10日時点の情報です。