地震への備えが重要だと分かっていても、オフィスの防災対策は後回しになりがちです。特に、壁にネジ穴を開けられない賃貸オフィスや、大型家具を動かすスペースのない限られた空間では、対策のハードルがさらに高くなります。そんなオフィスの防災課題を、壁を傷つけず、家具も動かさずに解決できる頼もしい選択肢が、サンワサプライのキャビネットホルダー(1個入り)│QL-E87です。


家具転倒防止製品の選び方「3つのポイント」
プロの視点で、導入前に必ずチェックすべき軸を3つに整理しました。
主要5タイプ:どれが目的の家具にフィットするか?を知っておく
取付方法やアプローチの違いから家具の転倒防止器具には、主に5つのタイプが存在します。
①壁に直接ネジを打つ「壁面ビス留め型」
②天井との隙間を突っ張る「ポール型」
③家具の手前に挟み込んで傾斜をつける「ストッパー型」
④上下の家具を繋ぐ「家具間連結型」
⑤壁面と家具をベルトやゴムで繋ぐ「壁面連結(ホルダー)型」
それぞれ耐震性能や設置にかかる手間、オフィスへの適合性が異なるため、自社のオフィスの構造や各自体の形状、転倒防止したい家具にどのタイプが適合するかを見極めることが最初のステップとなります。
固定方法と建物への影響
最も強固とされる「①壁面ビス留め型」は、管理物件(賃貸オフィス)では退去時の原状回復費用が発生するリスクを伴うため、採用できないケースが多々あります。その中で強度と実務面のバランスが良いという点で注目したいが、同じ壁面固定で穴あけが不要な接着シート(粘着)を用いた「⑤壁面連結(ホルダー)型」です。賃貸オフィスを傷つけることなく、壁面固定に近い保持力を得られるため、総務実務におけるリスクマネジメントとして非常にバランスの良い選択肢と言えるでしょう。
メンテナンスや移動のしやすさ
オフィスのレイアウト変更や、書類整理、部署異動などに伴い、一時的にキャビネットを動かす機会は意外と多いもの。一度取り付けると容易に外せない製品や、取り外しのたびに粘着力が完全に失われてしまうものでは、その都度パーツを買い直す必要があり、運用の手間とコストが膨んでしまいます。必要なときに工具なしでスムーズに脱着でき、再設置がしやすいといった、日々のオフィス運用に寄り添ったメンテナンス性の高さも重要視したい軸となります。
導入するとどう変わる?—
壁の穴あけ不要でオフィスの安全と原状回復リスクの軽減を両立
オフィスの大型家具を動かすことなく、「貼るだけ」で手軽に確実な地震対策を構築できます。強力な接着固定でありながら壁や家具に穴を開けないため、賃貸物件における退去時の原状回復リスクを軽減。さらに、地震の衝撃を吸収するゴムベルト構造により、地震の揺れを効果的に吸収。家具の転倒や壁の破損を防ぎ、万が一の従業員の安心感を高めます。

導入で差がつく!本製品の注目ポイント
家具を動かさず上部から貼るだけの簡単設置
接着パッド付きのベースをキャビネットの天板と壁面に貼り付けるだけの設計です。重い書類が入ったキャビネットを前に引き出したり、動かしたりする必要がありません。総務担当者様が1人でも、気がついたときにその場でスピーディーに設置作業を完了できます。
震度6強の大地震にも!強靭なゴムベルトが揺れの衝撃を吸収
固定部には柔軟性と強度を兼ね備えたゴムベルトを採用しています。地震が発生した際、このゴムベルトが適度に伸び縮みして衝撃を吸収するため、壁やキャビネットの結合部にかかる急激な負荷を緩和し、剥がれや破損を防ぎます。
レイアウト変更にも柔軟に対応できるクリップ方式
ゴムベルトの両端は取り外しが簡単なクリップ方式による固定。一時的に家具を移動させたいときでも、工具を使わずにワンタッチで取り外すことができます。
| 項目 | 詳細仕様 |
|---|---|
| 製品名 | キャビネットホルダー(1個入り) |
| 品番 | QL-E87 |
| サイズ | W200 × D113 × H25mm |
| 重量 | 約125g |
| 耐震度 | 震度6強 |
| 対象物重量 | 150kg以下(1個あたり) |
| 耐用年数 | 5年(ゴムベルト製品は5年) |
| 適応温度 | 0~40℃ |
| 材質 | ABS/PCアロイ樹脂、NBR+PVCゴム、ステンレス、アクリル系接着材 |
| セット内容 | 取り付けベース(粘着パッド付き)×2、ゴムベルト×1、アルコールパッド×2 |
| 対応接着パッド | 交換用テープ・アルコールパッド(2枚・1枚入り) QL-E94 |

~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
・接着面に凹凸がある壁紙や、テフロン、シリコン、防汚処理が施された面には十分な接着力が得られない場合があります。事前に設置場所の素材をご確認ください。
・耐用年数は5年となっているため、定期的な点検と推奨年数での交換運用が必要となります。
本製品の「導入メリット」とは?
工事業者への依頼が不要になり防災コストを抑制
一般的な壁面穿孔(穴あけ)によるL字金具固定を業者へ依頼する場合、1箇所あたり数千円から数万円の施工費や人件費が発生することがあります。本製品は総務スタッフ様だけで設置が完結するため、外部費用をかけずに全社の防災対策を進められます。
原状回復に伴う退去時費用の発生を防ぐ
ネジを一本も使用しないため、オフィス移転時の壁面修繕トラブルや、原状回復費用の請求リスクを低減させることができます。
オフィスのBCP対策と安心感の向上
震度6強クラスの揺れに対応する性能を備えているため、災害時の事業継続計画(BCP)における「社内インフラの安全確保」という要件を速やかに満たすことができます。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
中規模オフィスの総務担当・Aさんの場合
オフィス引っ越し後に、大きめの地震がありファイルキャビネットの大きな揺れを目撃したAさん。キャビネットの固定を上司から指示されたものの、フロアの書棚はすべて賃貸ビルの壁面に隣接しており、穴あけ工事の許可を取るのも大変。天井との隙間を突っ張る「ポール型」を使用するには、天井からのスペースが大きすぎたり、「キャビネット上の利用」が制限されたりと頭を悩めせていました。
そこでAさんはキャビネットホルダー│QL-E87を導入。業務の合間を縫って、重いカタログが詰まったロッカーを動かすことなく、天板と壁の隙間に手を伸ばして1箇所あたり数分で固定作業を完了させました。ビル側に穴あけの申請をすることなく効率的にキャビネットの転倒対策が完了し、これなら運用の負担にならないと安心しています。
まとめ & ご相談について
オフィス家具の地震対策は、原状回復の制約や設置の手間から、選択に制限が出やすくなります。しかし、壁面連結型でありながら穴あけ不要、耐震性もしっかりあるため、確かな安全環境を整えることができます。大切な書類や備品を守り、社員が安心して働ける職場づくりの一歩として、手軽に始められる防災対策を検討してみてはいかがでしょうか?
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本製品は2026年5月21日時点の情報です。