大規模な災害や突発的な断水が発生した際、「水」「食料」とならんで重要な要素と言われるのが「トイレ」の問題です。「令和6年能登半島地震」では、報道でもトイレ問題がクローズアップされたことは記憶されてる方も多いかと思います。
電気が復旧しても水が流れない期間は、長く続くことが多く、多くの従業員を抱える事業所では、衛生状態の悪化や悪臭が業務継続を脅かす大きなストレスとなります。
特に避難生活が長期化する懸念がある中で、限られた備蓄スペースを圧迫せず、かつ誰でも迷わず安全に処理できる仕組みを整えておくことは、総務担当者にとって喫緊の課題と言えるでしょう。 こうした「もしも」の不安を解消し、日常の介護現場でも高い信頼を得ているのが、シエラの ホスケアトイレ(スタンダードタイプ)│W50020 です。


非常用トイレの選び方「3つのポイント」
プロの視点で、災害時や介護現場で真に役立つ製品を選ぶために確認すべき軸をご紹介します。
吸収量とスピード
成人の一回あたりの尿量は約200~400mlと言われています。 非常用トイレは、この量を十分に上回る吸収量を持ち、かつジェル化して漏れや飛び散りを防ぐ性能があるかを確認してください。現在は「凝固剤をかけるタイプ」と「(シート状などの)吸水体を持つタイプ」の2種類が主流です。
密閉のしやすさと防臭性
使用後の排泄物をいかに素早く、清潔に封じ込められるかが重要です。 手袋をしたままでも簡単に口を閉じられる構造か、結びやすい紐がついているかといった「現場での使い勝手」が二次感染防止の鍵となります。
備蓄数と保管場所について
成人1人あたりのトイレ利用回数は1日平均7~8回と言われており、「1日あたりの回数 × 従業員数 × 想定日数」が必要備蓄数算出の基本的な考え方となります。
また都市部のオフィスでは備蓄スペースに限りがあります。 備蓄トイレの保管場所をトイレ内に設定している企業も数多く見受けられますが、トイレは湿気が多いケースも多く、凝固剤や吸水体の劣化が早まるケースも想定されますので事前確認が必要です。
また個包装タイプを複数持つよりも、箱の中にコンパクトに収まる大人数形態を選ぶことで、スペース効率が良くなるケースもあります。
導入するとどう変わる?—
災害時の「衛生不安」を「確実な備え」へ
導入前は、そもそも「備蓄トイレ」という考え自体がないことも多く、断水時のトイレ処理に対する具体的な手順はおろか、実際の災害が発生して水が止まったた場合にトイレをどうするか? そして、悪臭や衛生問題など従業員の健康リスクについての問題を根本的に考えられていないケースも多々あります。
ホスケアトイレを導入することで、何よりもまず「万が一の時にどういう手順で運用するか」を考えるきっかけになるというのはとても重要な一歩です。また、袋とパッドが一体となったシンプルな構造のため、「取り出し ~ 便器への取り付け ~ 使用 ~ 廃棄」まで、未経験者でも迷わず使用できる点は魅力です。実際に購入をされたら、備蓄として保管するだけでなく、実際に取り付けどを体験して、具体的にシミュレーションされることをおすすめします。
使用時に差がつく!本製品の注目ポイント
ロール形状を採用した「吸水体タイプ」の備蓄トイレ
1箱20枚入りの製品は、コンパクトなロール形状を採用しています。ロールから1回分(1枚)を切り取り、中に入っているシート状の吸水体(吸収凝固パッド)が中心に来るように便座に広げてセットします。 後から「凝固剤を振りかけるタイプ」よりも各人の使用時に取り回ししやすいのが特長です。
500ml対応の吸収パッド
袋の内部には約500mlの水分を素早くジェル化する吸水体(吸収凝固パッド)が同梱されています。 成人の尿量に対しても十分な余裕があり、使用中の溢れや漏れの心配が少なく、安心して利用できます。
一体型の紐による確実な密閉
袋の口部分に紐が備わっており、使用後は絞り袋を引き上げる要領で簡単に口を閉じられます。 中身に直接触れるリスクを最小限に抑えながら、臭気の拡散を物理的に封じ込めることができるよう設計されています。また メインの袋は「絞り袋」の形状になっており、口を絞った上で更に余った紐で口を縛ることで匂いの広がりを抑えることもできます。

製品仕様/スペック表
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名/品番 | ホスケアトイレ(スタンダードタイプ)/W50020 |
| 入数 | 1箱20枚入り(ロール状) |
| サイズ | 約200 × 115 × 115mm (1袋あたりのサイズ:650×380mm) |
| 材質 | 袋:ポリエチレン/パッド:高吸収性ポリマー、セルロース |
| 吸収能力 | 約500mlまで |
| 主な特長 | 吸収凝固パッド同梱 紐付き密閉構造 携帯トイレに関する規格適合製品(日本トイレ研究所) |
~ 製品導入・取扱上の注意点 ~
・本製品は使い捨てタイプです。 一度使用した袋やパッドの再利用は絶対に避けてください。 また、使用後の袋は絶対にトイレへ流さないでください。 排水管の詰まりや故障の原因となります。
・ 廃棄の際は、お住まいの自治体が定める「可燃ごみ」等の区分に従って処理してください。 災害時は通常と分別ルールが変わる場合があるため、事前に地域の防災ガイドラインを確認しておきましょう。
本製品の「導入メリット」とは?
総務担当者が上司へ決裁を仰ぐ際や、安全衛生委員会で説明する際に活用できるメリットをまとめました。
従業員の安全確保とメンタルケア
災害時のトイレ不足による心身への悪影響を緩和し、衛生的な環境を継続することができます。
配布・管理コストの低減
ロール状パッケージを切り取るタイプになっているため、使用時の混乱が少なく、スムーズに現場導入が可能です。
BCP対策としての妥当性
厚生労働省のガイドライン等に基づき、成人1日あたりの排泄を想定した備蓄計画が容易に立てられ、対外的な事業継続計画の信頼性を高めます。
現場活用シーン:シミュレーションストーリー
中規模オフィスの総務担当、Aさんの場合
突然の地震によりオフィスビルが停電し、断水が発生しました。 帰宅困難となった従業員50名が社内に留まることになり、Aさんはすぐに備蓄倉庫から「ホスケアトイレ」の箱を取り出し、トイレ内に準備。従業員たちはロールから切り離して便器に被せるだけの簡単な手順のため迷うこともありませんでした。使用後は紐で縛って、使用後はトイレ脇に設置した回収袋へ。 水が流れないという状態でも、Aさんは「これなら一晩越せる」と確認できました。 翌朝、自治体の回収ルールを確認し、衛生的に処理を完了させることができました。
まとめ & ご相談について
「食事や水はある程度我慢できても、トイレだけは我慢できない」
災害時のトイレ対策は、単なる「物資の備蓄」ではなく、従業員の「健康と尊厳を守る」ための不可欠なインフラ整備です。 シエラの ホスケアトイレ(スタンダードタイプ)│W50020 は、十分な吸水能力と省スペース性、そして誰でも使える簡便さによって、オフィスの防災対策水準を一段引き上げてくれます。 備蓄計画の見直しや、現場の状況に合わせた最適な導入数の選定は、総務・購買のプロフェッショナルとして、今すぐ取り組む価値のあるアクションです。
自社のお困りごとに合う製品はどれか? 正確な見積もりや在庫状況、専門的な仕様詳細については、エコール提携販売店(事務用品・文房具店)へ気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年5月13日の情報です。